日本生命病院のホスピタルアート(3Fエスカレーター部分)

(入院中、通院中の患者様、ご家族、医療従事者、院内ボランティア参加作品)
いまふくふみよ (染色・インスタレーション/
廣瀬貢博(図面確認 レイアウト作成)/川西真寿実(ディレクション)
みんなで優しく織りなす天然染料の ART・ひろがる色
 
タイトル:回帰する時間 -HOSPITAL ART- 2019 
HOSPITAL ART in GALLLERY II   病院のあなたもみんなで作る・一緒にみる」
2019大阪市芸術活動振興/特別助成事業
内 容 )
新しくきれいな日本生命病院のテーマカラーの緑が溢れる、エスカレーター付近のスペース。
既存の大型絵画や、緑の人工色との調和をとりつつ、天然物を素材とした染色による「自然の色」が心身に与えるよい影響や心地よさを医療空間に広げるホスピタルアート 
ギャラリーで作品を見る度に、医療機関への導入を願わずにいられなかったアーティスト:いまふくふみよ氏の依頼が叶い、希少な材料を用いた、伝統的な技法による、染色によるホスピタルアートの企画が実現した。病院の方々の参加を得た合作と、作家の作品を、共にギャラリーで一般の方々に公開した後、病院に設置する。待合で疲れたり、病棟から降りてきた時、ほっと座れるスペースにしたいという病院側の希望にも応える。
方   法  )
病院の患者さん、ご家族、医療従事者の方々がワークショップで染めた布を、一体化したパネルの壁面展示と、同じ染料を用いた作家によるタペストリー一緒に展示した。
素材や媒染の違いによる多種の色見本の中から、好きな色を選び、病院施設内で本格的な工程の染色ワークショップを開催した。患者さんや医療従事者の方々が、コミュニケーションをとられ色が変わる様子を一緒に楽しまれた。
 
仕上がった作品の中で、パーツとなった自分の染色を探しながらも、全体としての作品の美しさを感じることで、病院の皆様にも制作ストーリーが記憶に残り、同じ病院にいる方々との一体感につながるようにも思われた。
効 果 )
アンケートの結果
9割以上の方々から今回のアートに関して肯定的な意見をいただき、特に患者参加型に対しても、約9割が良いとの回答、ワークショップに関しては殆どの人が楽しかったと回答した。
『彩りができて通過するだけでも楽しく感じる』『患者さんが落ち着いた様子で座っているのを見かけるようになった』『無機質な空気が柔らかに変わった』『視線が自然と上になる』など多数のお声をいただいた。また、病院側のご希望のレイアウトに対して配慮した設置を行った。
追 記 )
年に一度『ホスピタルアートinギャラリー」という独自性の強い企画展を開催している。
医療でのアートの必要性やその意義を、病院側だけでなく、アーティストや色々な立場の方々にも感じていただく方法を考えていた。その結果、病室にしつらえたギャラリーで、様々なジャンルの作家と共に提案し、医療サイド、アートサイド、そして市民が、ホスピタルアートの展示を一緒に見て交流する。寝て見る事のできるベッドを用いたスタイルに行き着いた。
病院からは医療従事者、参加アーティストを始め、医療での活躍の場に関心を持つアーティスト、美術ファン、学生、一般の市民などにご来場いただいた。
今回発表の同作品の展示の様子。インスタレーションとして見せるギャラリーでの展示と、その後安全確認をした上で、実際に施工した医療空間には写真のような違いがあった。

 

大阪母子医療センター小児病棟のホスピタルアート

(患者様親子・医療従事者の皆様x  アーティスト:たかはしなな氏)

大阪府立済生会中津病院 緩和ケア週間へのアート

(患者様・ご家族・医療従事者の皆様x   アーティスト:トオリチズ氏)

HOSPITAL ART in GALLERY  II

2019/11/12-17   江之子島文化創造センター(enoco)

 

『ホスピタルアート inギャラリーII』 病院のあなたも一緒につくる・みんなで見る
 
日時 2019年11月12日 (火 )-2019年11月17日 (日)11時から20時まで (最終日16時まで)
場所 enoco 大阪府江之子島文化芸術創造センター (大阪市西区江之子島2-1-34) 
主催 ひといろプロジェクト/大阪市芸術活動振興事業
大人と子供の2つの病室をギャラリーにしつらえ、17名の作家の作品を病院へのアートに向けてキュレーション。
病室のイメージをさらに広げた展示や、実際のサイズ感に合うもの等、様々なジャンルの作品約40点を展示します。
また病院で行なったワークショップによる作品も、実際の展示に先駆けてギャラリーで公開します。
『医療に向けてのアート』を身近に感じて頂きたい6日間、是非ご高覧下さいますようお願い申し上げます。
同時開催
■事例報告とトークセッション
みんなで織りなす病院の アート・ひろがる色
本家裕子氏 (日本生命病院)X いまふくふみよ氏(アーティスト)X川西真寿実
11/12 18:00~   資料代 500円 定員30名
 
■特別講演
まなざしのデザイン:ハナムラチカヒロ氏
11/17 13:00~  参加費 1000円 定員30名
 
イベント申込みは、専用アドレス hitoiro11016@gmail.com まで
 

 

第53回日本てんかん学会学術集会と連携し市民講座とともに開催された

『てんかんをめぐるアート展 2019」アートコーディネート

2019/10/31-11/2     神戸商工会議所イベントホール

てんかん啓発「パープルデー大阪2019」

2019/3/24/長居植物園(アトリウム)会場アートプロデュース

 

参加アーティスト

 

冬耳(舞台のステージバック、アートウチワ)

RBTXCO(アートウチワデザイン、ワークショップディレクション)

ケイコロール(室内装飾用テキスタイル)

田中直染料店(室内装飾用テキスタイル)

 

1.天井のパープル


株)田中直染料店様がご協力頂き、6反!もの生地を希望色に1点1点染めていただきました。

主役は病棟の患者様大阪市立総合医療センター、大阪母子医療センター、小出内科神経科の主に神経内科や外来で10mの長い布に想いを描いていただきました。

ベッドサイドでのワークまで実現、使用後は病棟にお戻しして使っていただく等、看護師様にも感謝します。

2.舞台のパープル
パープルと言って真っ先に浮かんだのが、国内外で活躍中の冬耳(FUYUJI)さんでした。趣旨にご賛同いただき大切な作品をお貸しいただき感謝します!
てんかん、パープルへの印象と同じく、多様で多彩なパープルがまるで発光しているようです。VOCA展/上野の森美術館や東京のギャラリーなどで展示された作品『永遠なんて言わないで/2010年200×162 2枚組・アクリル・キャンバス』が皆様の写真にもきっと沢山!あの広いアトリウム全体の空気をいっぺんに変え、紫を身につけた来場者と共に素敵な風景を作ってくれました。

3.まわりのパープル
パープルの花が咲きほこるアトリウムにして来場者をお迎えする為のインスタレーション。小出先生の言葉ーYOU ARE NOT ALONEーもさらに深く伝わります。

こちらは、RBTXCOのヒガシテッペイさんからのアイデアで作っていただいたウチワ。販促で良く配られる丸い紙ウチワを見事にアート化!パープルデーの為のオリジナルバージョンを冬耳さんとコラボで作って下さいました。

冬耳さんの線画にRBTが色、柄をON。テキスタイル化に同様、紙媒体でもRBTさんの色変換の技術とせんすは素晴らし、植栽にちりばめたうちわは、まさに神秘的に緑の中で発光しているよう。会場で受け取った方々、是非お部屋に飾ったり夏に向けて使って下さいませ。

4.のぼりのパープル 
バナー天井のテキスタイルはケイコロールさんの手ぬぐいによるものです。!パープルデーの趣旨、そして来場者が明るく見上げられるものをという漠然としたお願いに、こんなにも晴れやかで清々しいパープルデーオリジナルをデザインしていただけました。
京都の山元染工場から伝統と新しい感性で作っていただいた手ぬぐいは、用途を超えて皆様の頭上でふわりと透け、やさしい白で光を広げてくれます。搬入時から『これいいですね!』などのお言葉を多々受け、ワークでも来場の方々に思うままに楽しんでいただけました。

 

大阪市立総合医療センター

小児科処置室 入口のホスピタルアート(病院ワークショップ参加型)


東大寺福祉療育病院/奈良県

病棟中廊下ガラス ホスピタルアート (病院ワークショップ参加型)

東大寺福祉療育病院/奈良県

1F処置室 ホスピタルアート



大阪府立病院機構    大阪母子医療センター

病棟内処置室 ホスピタルアート(病院ワークショップ参加型)

 

 

やさしいゾウとわたしの物語

 

処置室は、とてもコンパクトなスペースですが、小さな患者さんが緊張したり怖くて泣いてしまったり、一番看護師さんがあやすのに苦労する所だと聞きました。

自分に関わるものを配して見つける面白さと、施術から気をそらす目的をもったアートを考えました。

 

イメージ的には病院で見ることが少ない色相、自然の緑、色んな種類の緑を取り入れています。

未就学児も多いことから、ワクワクする気球の高揚感あるイメージに、動物を主人公にいれ、親しみやすくお話を考えやすい、同世代の少女が登場しています。

 

今回のホスピタルアートの技法的な特徴は、

月1のワークショップで患者様を作った作品を絵の中に登場させている事です。

一見合わせにくそうな写真と水彩画ですが、アーティストのトオリチズ氏により、上手く組み合い、夢のある作品となりました。

 

水玉の部分は自分に似合うリハビリカラーを絵の具で塗ったくるみボタン

気球の部分は透明な素材でお部屋の窓や電気の所に装飾できるシート。

 

どちらも患者さんが、ワークを楽しんで病室に持ち帰った作品を、写真により二次使用しています。

 

処置室につぎにくる時に、自分の作品、みつけてくれるかな?

 

2019年2月 大阪府立病院機構大阪母子医療センター 小児病棟処置室

絵・構成:トオリチズ

作品協力:大阪母子医療センター小児科病棟の患者様親子

素材協力:日本色研株式会社

アートディレクション:川西真寿実  

公益財団法人ドナルド・マクドナルドハウス・チャリティーズ・ジャパンのボランティア活動助成金によるものです。

 

        

ホスピタルアートin ギャラリー

GA LLRY  OUT OF PLACE/奈良 お留守番プロジェクト

 

医療環境で、患者様の不安を和らげ気持ちを上向ける目的のホスピタルアート。

ギャラリーを病室に見立て、アーティストと共に様々なアートの形をご提案。

先生方や美術関係者のお話会など、学びや交流も生まれる企画展を開催。

 

 

欧米では以前より認知度が高く、広く取り入れられているホスピタルアート。日本でも事例が増え、医療サイドから美術関係まで双方からの関心が高まりつつあります。
 
本展は『ひといろプロジェクト』が、日々の病棟内での患者さんとの色彩ワークショプや、ホスピタルアートに関するお声を頂く中で、医療における『色やアートのちから』の役割や可能性についてアーティストと考え提案したく、病室からギャラリーへと場を移しての企画となりました。
 

出品作家は関西圏で、美術館でも活躍中のアーティストとともに、小児がんサバイバーや、病室写真家の方々も今回はアートで闘病中の方を励ますアーティストとしての立場で参加しています。
 
ギャラリー空間は、架空の病室へのインスタレーションによる『演出的な展示』と、病室や在宅医療の『実際取り入れやすいサイズの展示』を併設しています。また大人と子供の病室のイメージを別々の2期にわけて途中で展示替え致します。
 

同時開催イベントとして、2 人の先生によるお話会『病気や障がいと共に生きる子供と家族からのメッセージ』や、アートマネジメント研究者や美術家とのトークセッション、小児病棟で実際に行っているワークショップの体験会なども同時開催致します。(下記参照)
 
「医療×アート」に関して、多方面の方々に触れて感じていただける1ヶ月。より多くの皆様に、是非ご高覧頂けますようお願い申し上げます。